Googleアナリティクス4(GA4)とサーチコンソールの連携方法を解説

このページでは、Googleアナリティクス4（以下「GA4」）とGoogleサーチコンソールを連携する方法をステップで分かりやすくご紹介します。

GA4とはGoogleが提供するウェブ解析ツール「Google Analytics」の最新バージョンのことです。2024年11月現在Googleアナリティクスを新たに設定した人や、問題なく見れている人は全員GA4です。

以下、画像付きで分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

GA4とGoogleサーチコンソールを連携する前に、以下の準備ができていることをご確認ください。

連携するためには「GA4プロパティ」と「サーチコンソールプロパティ」が作成済みであることが必要です。簡単に言うと、連携したいGA4とサーチコンソールが既にあればOKということです。

GA4では「編集者」以上、サーチコンソールでは「オーナー」または「フル」の権限が必要です。もしあなたに権限がない場合は、メインの管理者に権限の付与を依頼してください。

GA4とサーチコンソールを連携するメリットは、簡単に言うと「GA4の中でサーチコンソールのデータを確認できる」点です。

とはいえ、GA4からサーチコンソールのすべてを確認できるわけではありません。確認できるのは以下の部分です。

どのようなキーワードの組み合わせで検索されて流入があったのかが分かります。ただ、各ページごとの分析など詳細は確認できないため、簡易的なレポートにはなります。

オーガニック検索レポートとは、自然検索、つまり検索エンジンから訪問された各ページのレポートが見れるということです。

どのページに流入が多くて、実際のエンゲージメント率（ちゃんと見てくれている率みたいなもの）は何パーセントで、滞在率はどれくらいでなど、各ページを比較しながら見れます。

このように、GoogleサーチコンソールのデータとGA4のデータを横並びで比較しながら見れるのは、各社が販売されているデータ分析ツールなどを除いて、GA4とサーチコンソールを連携した場合のみとなります。

連携はすぐにできますので、今この手順を見ながら作業をしていただければと思います。

Googleの提供しているサービスのため、常に仕様が変更される可能性がございます。

以下画像、弊社のクライアント様が特定される箇所は「ぼかし」ております。予めご了承ください。

GA4ホーム画面から「管理」を選択してください。

「Search Console のリンク」を選択します。

青色の箇所「リンク」を選択します。

「Search Console プロパティを選択」で「アカウントを選択」を選択します。

連携したいプロパティ名（URL）にチェックを入れて「確認」を選択します。

もし何も表示されない場合はあなたに権限がない可能性があります。GA4では「編集者」以上。サーチコンソールでは「オーナー」または「フル」の権限が必要ですので、管理者に権限を付与してもらってください。

管理するプロパティが間違っていないか確認して「次へ」を選択します。

ウェブストリームを選択するで「選択」をクリックしてください。

「選択」をクリックします。

上のような画面になりますので「次へ」を選択します。

「送信」ボタンをクリックします。

これで連携は完了です。

上の様に、Ｇメールで「関連付けられるようになりました」とメールが届きます。

「関連付けを確認する」をクリックすると下の様な画面になります。

メールにある「関連付けを確認する」をクリックすると上のような画面が表示されます。

GA4とGoogleサーチコンソールが連携できている証拠となります。

GA4の中に「Search Console」の項目が表示されていれば、連携はできています。

「Search Console」の項目が表示されるまである程度の時間を要する場合もありますので、1日くらい置いてから確認されるのが良いでしょう。

上の画像のようにGA4の中に「Search Console」を表示させる場合、以前は、GA4の「ライブラリ」から連携したサーチコンソールをコレクション内の「非公開」から「公開」にする必要がありました。

しかし、2024年11月現在はその必要はなく、自動的にGA4の中に「Search Console」が表示されます。

GA4とサーチコンソールの連携ができない場合の原因と対処法をお伝えします。

GA4とサーチコンソールの連携手順通りに最後までできたのに、GA4の管理画面に「Search Console」と表示されない場合、まだ反映されていないことが原因である可能性が高いです。

対処法としては、時間を置くことです。一旦忘れて次の日に確認してみると、管理画面に「Search Console」の項目が追加されているはずです。

GA4と連携できるサーチコンソールは１つだけです。もし既にサーチコンソールと連携されている場合は、既存の連携を取り消してから、該当するサーチコンソールを連携してください。

既に解説していますが、GA4とサーチコンソールの連携を行うには

• GA4：「編集者」以上
• サーチコンソール：「オーナー」または「フル」

の権限をあなたが持っている必要があります。管理している人に、権限を与えてもらってください。

• GA4を管理しているGoogleアカウント
• サーチコンソールを管理しているGoogleアカウント

が同一のアカウントではない場合、連携ができません。

対処法としては、

• GA4のプロパティに、サーチコンソールを管理しているGoogleアカウントを「編集」権限として追加する
• サーチコンソールのプロパティに、GA4を管理しているGoogleアカウントを「オーナー」または「フルアクセス」として追加する

これで解決します。

GA4プロパティとサーチコンソールプロパティは「1対1」の関係でしか連携できません。１つのサーチコンソールプロパティを複数のGA4プロパティに接続することは不可能です。

例）１つのWEBサイトで、WEB制作会社が「GAアカウントB」、WEB広告会社が「GAアカウントC」を持っている場合。サーチコンソールアカウントDが「GAアカウントB」と連携されている場合、「GAアカウントC」には連携できない。（下図参照）

「GAアカウントC」とサーチコンソールアカウントDを連携したい場合は、「GAアカウントB」との連携を取り消し、新たに「GAアカウントC」と連携をする必要があります。

ここまでGoogleアナリティクス4（GA4）とサーチコンソールを連携するメリットや方法をご紹介しました。

GA4とサーチコンソールを連携することで、キーワード流入やオーガニック検索の分析が簡単に行えます。手順はシンプルなので、ぜひ設定を進めて効果的なウェブ解析に活用してください。